ワイヤー矯正
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は歯列矯正の中で最も一般的な行われている治療法で、叢生(乱ぐい歯)、出っ歯(上顎前突)、受け口(下顎前突)など、幅広い歯並びのお悩みに対応することが可能です。歯の表面にブラケットと呼ばれる固定装置を接着し、そこに通したワイヤーの力を利用して数ミリ単位で確実に歯を動かすことができます。矯正の治療法の中には症例が限定されるものもありますが、ワイヤー矯正は、ほとんどの不正咬合に適応可能です。当院ではワイヤーもホワイトワイヤーと呼ばれる白いものを、ブラケットも前歯にはセラミックやプラスチックの透明なものを使っておりますので従来の金属のワイヤー矯正に比べ、かなり目立ちにくくなっております。
ワイヤー矯正は、マウスピース矯正では難しい症例も対応可能なことが多く、確実性が高いため治療期間が短く、治療費を抑えることができます。
大人のワイヤー矯正は全顎矯正と部分矯正にわけられます。
全顎矯正
子どものころに受験や部活で矯正治療を受けられなかった方が治療を開始するケースです。
矯正治療に年齢制限はなく、最近では50代や60代の方の治療も増えてきております。
上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)、叢生(乱杭歯)、開咬、過蓋咬合などあらゆる不正咬合を治療することによって、見た目が美しくなるのはもちろんのこと、嚙み合わせが安定したり、歯周病や虫歯のリスクが減ったりします。
上下28本にブラケットを貼り、ワイヤーを通して矯正治療を行います。
必要に応じて、抜歯を行ったり、拡大装置やミニインプラントを使用する場合があります。
当院ではホワイトワイヤーとセラミックブラケットを使用するなどかなり目立ちにくい治療にもなっておりますので、歯並びや噛み合わせでお困りの方はお気軽にご相談ください。
部分矯正
数本の歯が傾いていたり、軽度な歯並び改善を目的とする場合、部分矯正ができます。
咬合に問題がない場合上顎のみや、下顎のみなど部分矯正が可能なことも多く、半年程度の短期間で終了します。
子どものうちに矯正治療で歯並びを整えておくことは、正常なかみ合わせを作ったり骨格的な不正を改善するなど様々なメリットがあります。また大人になってからの矯正で抜歯のリスクが減ったり治療期間が短縮できるなどの効果もあります。
乳歯列に隙間がなかったり、受け口だった場合、4歳くらいからプレオルソという既製のマウスピースを装着して歯並びを治療できる場合があります。
顎が成長する早期から治療を始めることで、将来本格的な矯正治療が必要なくなったり、抜歯をしなくてもよくなる場合があります。
Ⅰ期治療
歯の生え変わりの時期に行う治療で、6,7歳で前歯が生え変わった頃が小児矯正の開始時期となります。拡大床で顎の骨の成長を助けたり、舌癖や口唇癖で傾いてしまった歯の傾きを治すことによて、歯並びだけでなく正常なかみ合わせの誘導も行います。
上記以外の時期でもお子様の成長段階に合わせた治療法をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。
Ⅱ期矯正
永久歯に生え変わった後に行う矯正治療です。Ⅰ期治療後に行う矯正のことで、生え変わりが完了した中学生くらいから主にワイヤー矯正で始めていきます。
Ⅰ期治療をしていることによって、抜歯をしなければならないリスクが低くなり、治療も大人の矯正に比べて短期間で終了します。
01初回カウンセリング
まずは現在の歯並びや噛み合わせに対するお悩みをお聞かせください。
矯正治療の方法や種類、金額についてもご説明します。当院では無料で初回カウンセリングを行っておりますので、疑問点やご不安なことなど、まずはお気軽になんでもご相談ください。
02精密検査
口腔内検査のほかに必要に応じてパノラマレントゲン撮影やCT撮影、顔貌や口腔内の撮影、お口の歯並びの型取りを行い、精密に歯並びやお口の状態を把握します。
03治療計画のご説明
精密検査の結果をもとに作成した治療計画についてご説明します。治療期間や、治療方法についてご説明いたします。
04矯正治療の開始
拡大装置やワイヤーで矯正治療を開始していきます。
矯正中は歯磨きが難しくなるため、定期的にクリーニングも行っていきます。
05保定期間を経て治療終了
歯が目標の位置まで動いたら、その状態を維持できるように保定を行います。一定期間保定を行ったら、矯正治療は終了です。