当院では生え変わりの乳歯や親知らず、矯正によって抜かなければならない歯を抜歯する際に歯髄幹細胞バンクに送ることができます。
歯髄幹細胞とは神経や血管、組織を再生させる働きを持った細胞のことです。
歯髄幹細胞は歯髄再生治療に加え、歯槽骨や歯周組織の再生への利用が想定されており、更には口腔内だけでなく身体の血管や神経、筋肉、臓器に生じた疾患に対する再生医療での応用の可能性も期待されています。

歯髄幹細胞の特徴

• 活発に増殖する能力（自己複製能）がある
• 複数の細胞に変化できる能力（多分化能）がある
• 安全性が高く、腫瘍化・がん化する可能性は極めて低い
• 年齢や性別を問わず、抜去できる健康な歯があれば、患者さんから採取できる

歯髄幹細胞バンクでは、未来の自分・家族の健康を守るために、歯髄幹細胞を良い状態で保管することができます。「今」抜くことになった歯の歯髄幹細胞を保管することにより、将来再生医療が必要になった時に取り出して活用できる可能性を秘めており、すでに実用化された「歯髄再生治療」に利用することも可能です。
歯髄再生治療とは神経を取ってしまった歯の中に歯髄幹細胞を入れることで、歯髄が再生する治療のことです。
将来期待されている全身疾患への応用としては脊髄損傷、脳梗塞などの神経疾患、心筋梗塞、筋ジストロフィー症などの筋疾患、肝硬変、糖尿病、角膜欠損、下肢虚血などの臓器疾患などがあります。

当院はアエラスバイオ歯髄幹細胞バンクの提携歯科医院となっております。歯髄幹細胞バンクにご興味のある方はお気軽にお声がけください。また、歯髄再生治療に関してもご興味のある方は歯髄再生治療を行っている歯科医院をご紹介することも可能です。